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サイトをWordPress形式化して約二か月。
レンタルブログと違って、便利なプラグインが利用できるおかげで色々調べる事が出来た。
特に、今まで具体的なデータがなく、感覚での話の域を出ていなかったVTユーザーの状況について
ある一定の参考資料になりそうなモノが収集出来たので、今回はそれをオープンにしようと思う。
特に作者の方々がこの情報を上手く利用し、シナリオの制作や配布サイト運営に役立てて貰えると嬉しい。
(尚、以前のFC2ブログの情報は除外する)

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とりあえず、かなり冗長になるので今回の推論の落としどころから言うと……

①:VTオリシナの固定ユーザー総数は、おおよそ2500~3000前後と考えられる
 (これを基本値として、認知度や配布サイトなどの特性によって各オリシナのユーザー数が変わる)
②:意外に海外勢がオリシナをプレイしている
③:曜日やタイミングを決めて定期更新化することで、ユーザーは確実に好意的になってくれる
 (不定期更新の形態よりもユーザーが定期的にシナリオをプレイしてくれる確率が跳ね上がる)
④:一定の規模になったオリシナ(DL数が1000を超える位)は
独自サイトや掲示板を作った方が良い

 (潜在的に、避難所には書き込まないが攻略情報を欲しがってるユーザーは、それなりの人数存在している)

主に上記の推論を、色々な数値や指標を使いながら説明したいと思う。
推論の部分だけでOKなら、以降の内容は軽く読み飛ばしてくれるとありがたい。

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■ このサイトの訪問者数と固有ユーザーについて

visitor1
(※注 図表Ⅰ 6/8~7/31までの訪問者数と固定IP数)

まずは訪問者数と固有IPの分析から始めよう。

上の表の見方として、Human visitsが訪問者数に相当し、Unique IPsが固有IPである。
訪問者は1日毎に更新され、同一人物が同日にサイトに来ても重複カウントはされない。
一方、固有IPの方は、初見のユーザーがサイトに来たタイミングでカウントされるとそれっきりである。
(閲覧数は、他のページに飛ぶとその都度カウントされる。同日中の重複カウントはされない)

そうすると、訪問者が約24000、固有IPが約6800となる。
ここで重要なのは固有IP数の方で、これが実質的なダウンロードしたプレイヤーの総数と考えられる。
この数字だけ見ると、固有IP数は閲覧者数の大体1/4であるな。
ただ、固有IPは同一人物がPCとスマホなど媒体を変更して閲覧した場合には重複カウントされる。
このサイトの場合は携帯+タブレットでの閲覧率が全体の約11~12%くらいだったので、それを引いて約6200ぐらい。
この数字は実際に定期更新時にダウンロードしている人数ではなく、あくまで総数である。
定期更新時のダウンロード数はこの固有IP数約6000の1/4くらいだ(詳しくは後述する)

尚、その他のBounce rateは直帰率、New visitorsは固有IP中の直帰数である。
これは通常、トップページだけ見て帰ったユーザーを意味するが
このサイトの場合は、ほぼ、本体ダウンロードだけして帰ったユーザーと想定しても問題ないだろう。

次に、この閲覧数と固有IPの日毎の推移を見てみよう。

visitor2
(※注 図表Ⅱ 6/8~7/31までの閲覧数と固定IP数の日毎の折れ線グラフ)

日毎の閲覧数・固有IP数の推移は大体こんな感じである。
尚、この固有IP数は増加数ではなく単純にその日の訪問者の固有IP数である。実質、前述の訪問者数だ。
Pageviewsは閲覧数。グラフの色で6月と7月が分かれて表示されている。

このグラフで、極端にグラフが尖っている日は本体の更新日である。
傾向的に、何も更新のない平日は閲覧数が500~600固有IPは250~300くらい。
本体更新日は、閲覧数が1300~1600、固有IPは600~700という感じでここ最近は安定している。
(有り難いことに、平均値自体は徐々に増加傾向である
 最近のきのたけユーザー数の増加傾向には、フリーゲーム道楽さんに掲載されたことが効いていると思う)

尚、本体のダウンロード数も、この固有IP数とほぼ同じような感じにカウントが進む傾向にあり
更新日に初動で600前後ダウンロードされ、翌日に300、以降は150くらいで推移し、週末に1500~2000になる。
どうも、閲覧数に対するダウンロード数は約1/4という感じだ。ん?また1/4だな。

ちなみに、この1500~2000という数字は個人的に結構重要だと考えている。
というのも、他の小物入れ形式でアップしているデフォ本体や光の目やNGTなどの大型シナリオが
久しぶりに更新した際のダウンロード数の初週のカウント数が、最近揃って2000くらいの数字を付けていたのだ。
そのことから、被りユーザーや重複カウントを主観で差し引きして大雑把に2500~3000くらいが
実質的なVTオリシナの固定ユーザー数に近似するのではないかという推論を持つに至った。>>推論①
あとはここに、状況に応じて浮動ユーザーが乗ってくる感じだ。

無論、この数字は主観の域を出ないが
おそらく体感・経験的に、直感的に完全に間違いではないなと、感じられる人も多いのではないかと思う。
ここがまず推論の①である。

次にここでちょっと興味深いデータを見てみよう。
それは、海外勢の動向である。

■ 海外勢の動向と定期更新化のメリット

world2
(※注 図表Ⅲ このサイトの固有IPにおける国籍マップ)

visitor3
(※注 図表Ⅳ 6/8~7/31間の国籍別訪問者数 図表Ⅰとは多少誤差あり)

上の図Ⅲ・Ⅳは、当サイトの国籍別の固有IPと訪問者数である。
(個人的に、中国と香港が分けられていることに失笑を禁じ得ない)
予想しておられた方もいらっしゃるかと思うが、意外に海外勢の数字がデカい。総数で全体の1/12くらいである。
現に、以前のFC2ブログの時点で、中華圏ユーザーのゲームフォーラムからのアクセスはあったし
バグ報告やファンメールを海外ユーザーから頂いたことも数回ほどある。
今後、翻訳ver.の作成を現実的に考えても、前向きになれる数字であるなぁ。>>推論②
以前に4chで、ブラジル人とエチオピア人が今期のアニメの覇権は~とか言ってたのを見たり
ナラムラさんの所が海外版での資金調達に成功していたり、はーとふる彼氏の英紙掲載を見るにつけ
日本発のデジタルコンテンツによる文化侵略の可能性を垣間見た気がしていたが
やはりおじさんの認識は正しかったのである(錯乱

ていうか、ウクライナセルビアのユーザーは色々と大丈夫なのだろうか。
個人的には、出来れば串であってほしい。

尚、この海外勢が日本語が理解でき、ゲームの内容やパロネタが分かるかどうかは皆目見当が付かないが
それよりも重要なのは、彼らのアクセスが主に日本時間の週末と月曜に集中している点である。

詳しいデータは載せないが、海外ユーザーのアクセスは、google大先生のbotを除いてほぼ土・日・月である。
この事は、少なくとも定期的に週末に更新が行われると彼らが認識している状況証拠になり得る。
更新をしなかった7/12,7/13の時にも、普段同様に海外勢がアクセスしてきていたので
彼らが週末に更新されていることを期待してこのサイトを見に来ている、と考えても間違いにはならないだろう。
(特定のフォーラムで更新情報が紹介されているかは、残念ながらアクセス解析をしても分からなかった)

これは、国内ユーザーにとっても恐らく同様の傾向を想定することができる。
というより、個人的には都度、更新の有無をヤキモキせずとも
“週末には多分、更新されてるんだろうな~”という安心感をユーザーに持ってもらうのは大事だと思うし
そういう形態の方が、姿勢としてはユーザーフレンドリーだとは思っている。
とにかく、フリーゲームなんてものはプレイしてもらってナンボなので
星の数ほどあるフリゲの中から、自分の作ったものを定期的に手に取ってもらうためには
そういった内容以外の部分でも、ユーザーの都合に作者が合わせていくということも効果的だと思う。>>推論③
(勿論、合わせられない所の線引きは明確に決めておくべきではある。これについても後述する)

これが推論の②と③である。
大体、アクセス数などに関しての話はここまでだが
最後に、各作者の方々の心理的・制作意欲的な物に関する話をしようと思う。

■ VTユーザーのアクションとオリシナ作者が提供した方が良い環境

さて、ここからは少し話が変わるが
このサイトを運営していただいたお便りや、各種書き込みなどからの考察である。

これ以降はあくまで考察であるので、前述の推論以上に推測の域を出ないが
個人的にはこうした心持ちでいた方が、色々と得だよ。というおじさんの感覚を伝えたいものである。

今までの内容を一通り読まれた方の中には、ある疑問が浮かんだ人もいるのではないだろうか?
それは恐らく――
VT固定ユーザー数やダウンロード数の割に、避難所やwikiの書き込みって少なくないか?
という疑問だ。

確かにその通りで、ダウンロード数はあるが、避難所などでは目立ったユーザーのアクションがないとか
実際に、面白いのにスレが過疎気味という印象を受けるシナリオもいくつかある。
こう言った印象を持つこと自体は、何もVTに限らず他のコンテンツ全般に言えることだが
ここにはネット特有の大きな誤解が生じやすいと、個人的には思っている。
それは、声の大きい意見・目につく意見が多数派で影響力もでかい、という誤解だ。
ここで一つ、主観ベースで一般論的なコンテンツに対するユーザーの反応をまとめてみたい。

user
(※注 図表Ⅴ ネット・フリゲユーザーの行動傾向の大雑把な区分)

大雑把にユーザーを4種類に分類するとして、軸は好感度と関心度の高低とする。
尚、書き込みなどの頻度が高い傾向にある属性は黄色としている。
まずは一通り、図表Ⅳに目を通していただきたい。

重要なのは、多数派を占める属性が、必ずしも書き込みの頻度が高いわけではないという点だ。
特にA-1群とB-1群の行動傾向を念頭においておけるかどうかはモチベの維持に直結する。

一般的に、ネットのコンテンツに対するネットユーザーの反応は
少し良いくらいでは特にアクションしないとりあえず批判から入るの二点に集約されるように思う。
よくよく、考えてみれば納得できると思うが、殆どの人はたまたま見たテレビが面白くてもわざわざネットで発言しない。
おじさんも、前期は心がピョンピョンしてたし、今期は野崎君のさくらちゃん可愛いと思ってても、言わん。てか言えん。
それに、例えばCivにドハマりしても、シド・マイヤーズにファンメールは書かん。
一方、ちょっと嫌なことがあって溜飲を下げたい時の憎まれ口書き込みの気軽さは、皆すねに傷があるはずである。
個人的には、飯テロまとめの1コメに、「この程度の飯しか食えない貧乏人哀れ」みたいなのがあったのを見て以来
ネットの書き込みってのはそんなもんだと思っておる。(多分、これを書き込んだユーザーもこれは本心ではない

さて少し脱線したが、ここで言いたいのはサイレントマジョリティの存在を失念してはいけない、ということだ。
そして、コンテンツを提供する側の作者は、このサイレントマジョリティの動向に最大限の注意を払うべきである。
制作の方針しかり、更新内容しかり、ツイッターなどでの発言内容しかりである。
そして、A-1群のサイレントマジョリティに、いかにA-2群のユーザーになってもらうかを工夫すべきである。
勿論、今のA-2群のユーザーの方々への感謝は忘れてはいけない。
何故なら、バグフィクスや深い部分まで考えた上での提案などは、A-2群のユーザー発が殆どだからだ。
尚、B-1群のユーザーの発言は確かに目立つが、自分の方針にとって有益なモノだけ取捨選択させて貰えばよい。
彼らにはストレス発散の場として使って貰えばいいや、くらいに鷹揚に構えてスルーする方が気が楽だろう。
(この辺、作者側が過剰に反応すると、A-2群がB-1群を攻撃する切欠になるので雰囲気が悪化する危険がある)

でも、どうやってVT界のサイレントマジョリティの動向に注意を払うんだよ?という疑問が出てくるだろう。
そこに関しては、残念ながら根本的で普遍的で効果的な解答は多分ない。というかあったら教えてほしい。
なので、この物言わぬユーザーの満足度を考える上での指針が、とりあえずダウンロード数となる。
更新毎に一定数のユーザーが継続的に落とすor増加しているのであれば
ある程度好意的に認識されてもらえていると考えて良いだろうし
ダウンロード数が減るということは、何かやらかしたか飽きられてしまったと考えられる。
何故なら、嫌で興味もなければ、普通はわざわざサイトに来て落とさないからである。

必ずしもダウンロード数=人気度・好感度という訳ではないが
それを増やす努力をせずに、評価されない!と嘆くのはお門違いである。ユーザーはそんなこと知らん

とにかく、彼らが発言し易い・情報収集をし易い場所を整えていくこと
単純にサイレントマジョリティにとっての利便性を高め、ひいては好感を持ってもらうための方法論となる。
そのための攻略のwiki・配布サイトの内容の充実であろう。>>推論④

あと、このサイトの話だけで言えば、きのたけwiki経由のアクセス数がバカにならん。
前述の訪問者数24000中のなんと8000がきのたけwiki経由である。
他の大部分はダイレクトアクセスなので、wikiと配布サイトで強烈なシナジーが形成されていることが分かる。

尚、何故、推論④で独自の掲示板を持った方が良いかと述べた点については
単純に避難所の形態では、特定の話題を継続的に掘り下げることが困難だからである。
特に雑談はともかく、初心者による純粋な攻略の質問、考察、MODなどの技術的な話などは難しい。
現に、避難所を飛び越えてメールフォームから初心者と思しき攻略の質問が飛んでくることはある。
こう言った点から、wiki専用の掲示板(2ch形式ではなくツリー形式でスレ立てが楽な方が良い)は必要だと感じるし
ロステクの掲示板独自化は大正解だったと言える。良い物は積極的に真似よう。>>推論④
これも、サイレントマジョリティにとっての利便性を高める方法論の一種と言える。

そういった、表に出てこない好意的なユーザーにも楽しんでもらえる環境作りを行い
出城的にVT関連のサイトが各地に出来ていくことが結果的に界隈全体のユーザー増に繋がるはずだ。

この辺を念頭においておけば、多少のことには惑わされなくなると思う。
特に表には出さずとも、作者である貴方に好感を持っているユーザーは大勢いるのだ。

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と、大分長くなったが、こんな感じである。
これらはあくまで、このサイトで集計したデータを基に組み立てた推論なので一面的情報である。
どうせなら、他にも複数のサイトでこのような統計を取って、その上で判断出来たら面白いと思うので
作者諸氏がもっと自サイト作らんかなと思っておる。
慣れるまで大変だが、大正義WordPressクッソ便利やで。

とりあえず、上記の内容が多少でも制作上の参考になれば幸いだ。