フランス革命の省察

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「フランス革命 歴史における劇薬」読後の次の書籍としておススメしたいのがこれです。
フランス革命は社会主義の視点から、人権・平等思想の芽生えとして賛美的に語られがちですが
それを社会制度の崩壊による混乱という反対の保守視点から考察した内容です。
 
既得権益や旧態秩序を無条件的に悪とするのではなく
既存の社会制度におけるメリット・デメリットをじっくり考えないと
結果的に無秩序化と衰退をもたらすという視点から
急進ではなく漸進的な社会制度改革の必要性を訴えています。
(これは、急進的改革と現行社会制度との間に齟齬が発生し
 結果として改革が現実的なラインの第一帝政に落ち着いた経緯を考えると、なるほどと思わせられます)
 
アマゾンの書評では、やたらと民主政権下の混乱と比較されて論じられていますが
保守だろうが社会派だろうが関係なく、急進的改革の危うさやリスクを念頭に置く上で
天下国家論を話す際には、一読しておいた方がいいんじゃないかなとは思いますね。