ゲームシナリオのための戦闘・戦略事典

Pocket

ご存知の方も多いと思いますが、このシリーズは複数ジャンルにわたってバリアントが書籍化されており
おじさんも一通り読んでみましたが、その中でも個人的にはこれが白眉だと思います。
単純にこれがドッグイヤーつけた箇所が一番多かったです。
 
各所のレビューで他の方もおっしゃっているように、深い設定考察のためには物足りないシリーズのため
原則、さらに深く掘り下げて調べるためのインデックスとしての使用が望ましいという感じなのですが
(そういう意味ではSFの奴は内容は薄めでこそあれ
 項目毎にこの作品が詳しいと、逐一参照推奨のSF小説が挙げられているので
 そこから逆引きして本を探すのにはとても便利でした)
この書籍は、各項目毎に使用された国・時代・戦争・技術革新によってどう影響を受けたかなどにも触れており
これだけである程度情報源として完結しているのが良いです。
 
特に架空戦記モノを練る上であれば
「架空兵科」の章は、現実的に考察・設定すべき変数やつじつまの部分が明示されていて
運用特性などをひねり出す際には発想の一助になるでしょう。
 
また、「個人戦闘」の部分は、内容自体が設定・考察上の資料として優れている上
絵描きにとっては戦闘シーンの構図やポーズを描く資料としてもお役立ちです。
絵を描く際にこれでワンクッションおけば
「矢が飛んでかない弓の構え」とか「腕が伸びきっていて突けない槍の構え」とか
そういうとんでもないイラストを描いてしまうリスクを削ることができるでしょう。