人権宣言集



 
 
ソーシャルメディアで政治思想をぶちまける前に、事前知識として一度目を通しておくとよいかも知れません。
 
「憲法は国家権力を縛るためにある」とは有名な概念ですが
それだけではなく、「国家の指針」として、強く国家体制や国民性に影響を及ぼす事実を個人的に実感した一冊。
空想国家を設計する際にも、どのような憲法を持った国か? を最初に考えておくだけでも
国家や国民性の肉付けが大いに捗るんじゃないでしょうか。
 
 
 <個人的に面白いと思ったところ>
・1793年憲法の草案(ジロンド・ジャコバン両派ともに)時点で
後の「社会権」や「社会保障」の基礎概念が既に条文内に存在していること
ジャコバン政権の是非を考える上で、この一部分ですら極めて重要な社会的意義があったことの証明と言える
・合衆国憲法修正第2条の「規律ある民兵」文言が銃社会成立に決定的な影響を及ぼしていること
・民主的と名高いワイマール憲法の時点で、すでに優生学的な意味合いと取れる文言があったこと
「第120条 子を教育して、肉体的、精神的および社会的に有能にすることは、両親の最大の義務であり
 かつ、自然の権利であって、その実行については、国家共同社会がこれを監督する」
なんて、「社会的に有能でない」とかいういちゃもんを付けるケースを考えるといかんでしょ
・ソヴィエト共和国憲法の総綱第五章第一八条に「はたらかないものは、くうことができない」とか書かれていること