イアロト変遷史① イアロトへの片道切符 六大種族

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★色々な事情を鑑みた上で諸問題を回避するため、人間の出ない架空世界を使うことにしました★
うちではホモ・サピエンスガキでません! 滅んだの😂 死にました😱 絶滅したよ😫

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◆まじめな話
今後、そう遠くないうちに「創作上の登場人物の人権保護」が叫ばれるようになると思っとります。
で、圧力団体になれるレベルの一定規模の支持もおそらく集まってしまうでしょう。
そうすると、英語圏への展開時にはキャラをひどい目に遭わせにくくなるわけです。
正義の冬! 過剰憐憫! 👽🚻🚮👽
つまり、「人権」論争をガン避けするために、霊長目真猿亜目ヒト上科ヒト科は犠牲になりました。
はぁ? 知らないですよ人間出てないもん(釣り要素がペタペタウザ絡みされる未来、争いの芽絶えず)

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そういうわけで、プレイヤーの皆さんには未知の世界になってしまうため、
少しでもとっつきやすくするために、しばらく散発的に世界観の話を連載していこうかと。

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◆第一回 六大種族
まず大前提として、代替種族による文明・文化形成を考えます。
その際の主な考慮ポイントは「棲息環境」・「食性」・「生殖」となるでしょう。
それにより種族の身体の機能性が決定され、そこから一般的な死生観・善悪概念が生まれ、
さらにその上に、地域性に基づく風習や経済的特質の差異がちゃんぽんされるという感じです。
このあたりは話の広げやすさ重視で、多少ガバいぐらいがいい塩梅な気がします。

最近、環境史がマイブームでして、これベース+和辻+リオタール+セン+知性化シリーズ(デイヴィット・ブリン)+色々なSF・世界史・政治・宗教ネタをフードディスペンサーにかけたら出てきた夢色サムシング🤔🤔🤔🤔

では、以下で主要な用語と具体的な六種族をご説明します。

〇重要用語

『イアロト』

自然豊かな星。世界。
植物(主に樹木)が特異な発達をしており、文明はその恩恵を多大に受けている。
文明水準はいびつに発達したルネサンス期直前ぐらいのイメージ。金属が忌避される文化。

『聖会』

世界的に信徒を抱える巨大統一宗教。
創世六神とその神話を起源に持ち、教義は最小でかつ極めて受容的な性格。
長い年月の中で高度に組織化され、各地の文化や諸侯・諸国への強い影響力を持つ。
ロベルの手記は、ここの省庁の一つ「教技聖省」が管理・秘匿する技術に関する一悶着の話。
もちろん、主人公が所属しているのもここ。

『創世六神』

各種族を生み出したと言われている神々。
超越存在だが、神話においてはとても感情豊かで、争ったり怠けたりもしている
「ある種族が短命なのは、その神が飽きっぽく、不完全なまま放置して次から次へと作りまくったため。」
などの残念な逸話に事欠かない。

『六大種族』

イアロト文明を形成している六つの知的種族。
フォーマ、ドレファド、ヴェパィム、マインネイル、インテラ、アニマノがいる。
それぞれの生態や機能は大きく異なるが、どの種族も他種族に対して決定的な長所を持つため、
「理解不能なことするしムカつくけど必要な奴ら」という共通認識により社会的分業が成立。
原始文明期の大規模な種族間対立は既に過去のものになった(排除よりも便益重視)
現在はむしろ複数種族を巻き込んだ、地域・組織間の利害対立の方が主な紛争事由。

〇六大種族の詳細

『フォーマ』

幅広の耳、一つの眼に二つの瞳孔、そして器用な六本指を持つ種族。個体数は最も多い。
身体的には六種族中で最も脆弱ながら、高い適応力と手工業に向いた特性を持つ有能な生産者であり、
イアロトには彼ら作の工芸品が溢れている。
これらの特徴は、創世期に六神が極寒の大地から生物を樹上に避難させていた時期に、先祖が獲得したものと言われている。
特に「握り指」と呼ばれる親指と人差し指の間にある6本目の指は、フォーマに強い握力と器用さをもたらし、
例えば小指から中指でノートを支え、親指から人差し指でペンを使うなどの曲芸を可能にさせている。
なお、最も倫理観が緩く業突く張りなので、犯罪や社会悪などはもっぱらこの種族が原因になることが多い。

『ドレファド』

樹木が個我を持って動き出し、人となった種族。
独特の成長形態による300年ほどの長命を生かし、価値ある情報の保全と継承――学術分野を占有しており、
その知的活動は実質身分化しているが、繁殖能力が低いことが支配階層化のブレーキになっている。
樹木と感覚を共有して、過去の樹木の記憶を追体験できる、空気の細かな振動を感知する大きな耳枝を持つなど感覚が鋭く、
静かで穏やかな環境を好み、喧騒を嫌う非戦闘種族。
また、彼らは6~7体の幼精に分かれて誕生し、40年ほどばらばらに教育を受けたのちに再結実して成人となるが、
その期間に吸収できた情報の質と量で個人の認知能力の限界が決まってしまうため、
幼精期間中は生命の危険から遠ざけられ、社会的に手厚く遇されるような制度が確立されている。
このことも、ドレファドの地位を実質的に固定化させる原因となっている。

『ヴェパィム』

水との関係性により、気体型と粘液型に大別される不定形生命体種族。
彼らの強烈な自意識と感性は、身体と同様にきわめて個体差が大きく独特で、
常識を変える特異技術の発明や類を見ない芸術品の創出には、大抵彼らが関わると言われている。
分裂して誕生するという特質から、すべての個体は気体型の「ヴェスルルタムガリオイナ」と、
粘液型の「ハドレワオヌグウワジセイム」の二系統をルーツとした親子であり兄弟姉妹である。
だが、分裂直後から明確な自我と分裂元への強烈な対抗心を持つようになり、
これにより彼ら特有のこだわりの強い自己中心主義的性格が形成される。
こういった点から特化した稀有な職能を獲得しやすい一方、非力で日常生活や集団生活への適性が極端に低く、
達者な口はともすれば他者の神経を逆なですることも多いため、結果的に天才的な奇人変人という認識を持たれるのである。

『マインネイル』

生きた彫刻、生きた岩塊とでもいうべき最も星に近い種族。通常の食事は不要で石を食い、個体数は最も少ない。
鉱床から鉱床へ生まれ変わる特性を持ち、記憶を次代に引き継ぐ尊者である。
最も高身長・高体重のため、ドアや床などの建築基準は彼らの体型に準ずるのが一般的。
総合的な能力が最も高いことから、社会的には指導者層に納まりやすい。また、金属を私的に使える特権を持つ。
彼らの転生は、彼らが死んだ後、数年から数十年以内に近くの一定の質量以上の金属塊を媒体にするという形をとる。
この特質から、金属の大規模利用はマインネイルの種としての存続を脅かすとみなされ、
イアロトでは一般にそのような行為は忌避される。(必要最小限・リサイクルは可)
また、彼らは体の再構成・回復速度が遅く、加齢するほど段々とカドが取れて丸くなっていくので、
見た目からある程度年齢や性格のおだやかさを推し量ることができる。

『インテラ』

人型の上半身に多脚の下半身を持つ節足動物種族。
母系社会由来の強固な階級制度を持ち、一定以上の階級でないと、名前はおろか服の着用も許されないなど、
部族単位での統率力・規律面では他種族の追随を許さない優秀な種族。
また、壁にはりついたり飛んだりできる者もおり、それらの能力は警備や建築方面に大いに生かされている。
アニマノ同様、部族によって外見も気質も大きく違っており、にぎやかである。
共通しているのは短命で大食らいという点で、これが原因で経済的に困窮している部族が多く、個体数も伸び悩みがち。
基本的にまじめで真摯な性格の者が多く、自分の役割のための自己犠牲もいとわないことから、
他種族からは尊敬されつつも、体よく利用してやろうという連中の魔の手が絶えない気の毒な種族でもある。

『アニマノ』

毛皮と羽毛を持つ誇り高き戦闘種族。個体数は二番目に多い。
先祖となった動物の生態によって部族が細かく分かれており、それぞれが独自の文化を持つが、
共通しているのは名誉を重んじる戦士の気質であり、同時に侮辱や罵倒も文化の一つとなっている。
主要な部族は12族で、一般的に部族語以外の言語を使うのが難しく、共通語も苦手だが、
身体能力が高く、多産で成長も早いという完全に戦争向きの性質により、イアロトにおける暴力の中核をなしており、
地域紛争や国家間戦争が勃発すると、地域単位・州単位で傭兵として雇用されることが多い。
一方、戦場での死を差し引いても短命傾向で、通常30年程度で寿命を迎えてしまうため、
マインネイルとは違った輪廻的死生観を持つ。(曽祖父・曾祖母世代の名前を子につける風習)
この風習のせいで誰の名を継ぐかで揉め、「命名権闘争」という骨肉の争いが起きることもある。

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〇六種族の関係性
基本的にみんながみんな仲良しこよしではなく、便益上の妥協による融和です。
もちろん、種族間対立が激しかった時代もありましたが、単一種族国家よりも種族分業に成功した多種族国家の方が、
軍事的にも経済的にも強かったため、単一種族主義はダイバーシティ式種付けプレスされて滅びました😉
イアロトでは種族間対立はもうオワコン、歴史のごみ箱の住人なのです。
例えば、フォーマの職人は矢を一日に50本作れますが、マインネイルではモタモタしてせいぜい5本がいいとこです。
一方、アニマノの戦士(DPS)を1人倒すには、フォーマの歩兵(Buffer)が15人規模で必要であり、
マインネイルの勇者(タンク)を1人倒すには、アニマノの戦士(DPS)が10人で寄ってたかって削るしかない。
他にも、インテラは思考力に乏しいですが、建築や輸送面でよく働き、特に高所作業では足場が必要ない。
ドレファドは知性に溢れていますが、気位が高く商売には向かない。ヴェパィムはそもそも集団生活無理。
そんな感じです。

〇イアロトギスギスアウトライン
表面上はうまく付き合っている彼らの一般的内心一覧💖
内心の自由って素晴らしいですね素晴らしい。
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・フォーマ
→ドレファド=お高くとまった嫌なやつら →ヴェパィム=性格最悪の芸術家 →マインネイル=カタブツで怖い
→インテラ=働き詰めでかわいそう(哀れみ) →アニマノ=力では勝てないのでおだてて利用
・ドレファド
→フォーマ=うんこするやつら(下っぱ) →ヴェパィム=逆張りうざい →マインネイル=落ち着いた付き合い
→インテラ=個人の見分けがつかない →アニマノ=うんこするやつら(野蛮人)
・ヴェパィム
→フォーマ=一部以外無価値、歯車か? →ドレファド=教条主義うざい →マインネイル=頭のカタイ愚鈍な奴ら
→インテラ=一部以外無価値、部品か? →アニマノ=バカの喧嘩好き
・マインネイル
→フォーマ=倫理観の低さを危惧 →ドレファド=落ち着いた付き合い →ヴェパィム=舌禍って知ってる?
→インテラ=短命の割に頑張っていると思う →アニマノ=なんでも拳で解決は良くない
・インテラ
→フォーマ=職人仲間だが、愛郷精神が足りない →ドレファド=お得意様、本能的に服従
→ヴェパィム=詐欺師がなんか言ってら →マインネイル=長命羨ましい →アニマノ=短命同士お互いに苦労するな
・アニマノ
→フォーマ=雑魚、こいつらの道具は便利 →ドレファド=服や装甲板を着た植木 →ヴェパィム=殴って黙らせたい
→マインネイル=勝手にライバル視 →インテラ=戦場ではお互いお馴染みの同業者
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こういうのを乗り越えた先に個人的友情があり、そのため、基本的に種族単位よりも個人間の関係性が重視されます。

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というわけで、イアロト変遷史は上記の六種族があれこれもめて話が進んでいく形になります。
ロベルの手記では限定的な一部分の話ですが、いずれは神視点で色々な種族・地域文化を観光できるような、
そんな感じのサムシングを作っていけたらいいなと🙆

次回は、文化の根幹に影響する聖会や言語の話をまとめたいと思います。